日曜日! エレファントライフ は第2第4日曜以外は営業していますよー!
とは言え、流石に日曜はまったり営業です。

さてさて、昨日はスタッフと一緒に、お友達の普天間ちゃんが制作を担当したモックメンタリー舞台
「死角の箱 – the blind box-」を観劇してきました。

モックメンタリー(モキュメンタリー)とは

モキュメンタリーは、映画やテレビ番組のジャンルの1つで、架空の人物や団体、虚構の事件や出来事に基づいて作られるドキュメンタリー風表現手法である。モキュメンタリーは「モック」と、「ドキュメンタリー」のかばん語であり、「モックメンタリー」「モック・ドキュメンタリー」ともいう。 wikipediaより

「死角の箱 – the blind box-」について

片山雄一。三十代。独身。母とふたり暮らし。
慎ましくも人並みの幸福を感じていたが、ある日突然、母に異変が……
抗うことのできない変化。悲劇は常に他人の目が届くことのない“死角の箱”の中で起こっている。公式Facebookページより

俳優で演出家の安泉(やすもと)清貴さん(27)が、認知症の祖母を介護した経験を交えて演出した。安泉さんは祖母に寄り添えなかった後悔を胸に「介護を一人で抱え込まないでほしい」とメッセージを込めている。
演劇は、主人公の男性が認知症の母親を介護する中で、仕事や福祉などさまざまな壁にぶつかり、葛藤する姿を描く。男性は経済的に困窮し、公的支援の網の目からこぼれ、次第に孤立していく。沖縄タイムス記事より

2月27日(火)~3月4日(日)全9公演
場所:わが街の小劇場
料金:前売2000円/当日2500円

観劇して

今回の内容は演出家の方の経験と、それに加えて恐らく、実際にあった事件「京都認知症母殺人心中未遂事件」がベースにあったと思います。

「京都認知症母殺人心中未遂事件」とは

正直目を背けたくなりました。孤独、絶望、怒り、虚しさ。全てのネガティブな感情が押し寄せてきて、言葉が見つからなくなりました。

京都認知症母殺害心中未遂事件を再現した漫画

人が人たる所以はプライドを持っていること。彼にとってのプライドは「人に迷惑をかけないこと」「自分が母親を守ること」であって、それが遂行できないと言うことは、彼にとっては死よりも辛いことだったのではないだろうか。
だからこそ、彼の不器用さや頑なさに対して「もっと誰かに甘えて!」「誰かに頼って!」「制度を活用して!」と言うのは、普通の生活を営める者の良心で繕った奢りであるし、彼に「生きて!」と訴えるのは傲慢な押し付けにも思えた。
それでもやはり生きて欲しいし、何らかの形で「普通の生活」を営んで欲しかった。このギャップをどう埋めていけばいいのだろう。

京都認知症母殺害心中未遂事件を再現した漫画

「京都認知症母殺人心中未遂事件」とは

強者の発言や思惑だけが目立つけれども、その陰で霞んでいる福祉を求める者の声に耳を傾けないといけない。
なぜなら国や福祉や世間からの「死角」で佇む親子は、誰だってどちらかの立場になる可能性は十分にあるから。明日は我が身。
自己責任論では片付けられない。生活の立て直しには継続的で辛抱強い支援が不可欠。
私的公的問わず、それが行き届く社会を実現していかないといけない。

そう強く感じました。

この舞台は本日3月4日が最終となります。
チケットは完売とのことですが、立ち見であれば若干お席があるようです。
ご興味ある方は是非。